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豊橋技術科学大学機械工学課程 編入体験記

はじめにIntroduction


  このページでは高専→大学編入学について記述します
 H31年度(2019年度)豊橋技術科学大学機械工学課程の3年次編入学試験についての体験記です。
 私は4年次までほとんど勉強していませんでした。
 豊橋技科大受験までに勉強していた勉強時間はおよそ650時間です
 

豊橋技科大の編入試験exam abstract


豊橋技科大は、学科ごとに募集を行っており、H27あたりから募集人数を大きく減らしています。
機械工学課程の募集人数は40人で、過去の80人?と比べて難易度は圧倒的に上がっていますが、それでもなお高専からの編入ではかなり簡単な部類に入ります。


志望動機reasons for application

私が豊橋技科大を志望した理由は「3年次編入が簡単な大学だったため」です。
もう少し分解して考えると、
3年時編入可能→東大・京大以外
簡単な大学→最も偏差値が高めで、東工大や阪大と比較して少ない時間で合格できる
となり、豊橋技科大を第四志望として受験することにしました。
第一志望が東工大、第二志望が阪大、第三志望が岡山大なので、豊橋技科大は完全に滑り止めでした。

試験科目subject


豊橋技科大の試験科目は
・国語(100点)
・数学(100点)
・英語(150点)
・専門(150点)
の4つです。 面接はありませんが調査書は加味されます。。。。。。。。

ボーダーは350点です


国語

正直な話、豊橋技科大で最難関の科目は国語でした。
受験者平均は8~9割だそうですが、私は国語について過去問を解く限り3~4割しか得点できませんでした。
それでも、古文関連の問題を含む長岡技科大よりマシです。

私は5割を目標にして高校入試用の参考書を5時間だけ勉強し、縦書きに慣れるために小説を4冊ほど読みました。

数学

豊橋技科大の数学は簡単で、主に微積、行列、確率に関する問題が出題されます。
難易度は非常に低く、10割を目標に少なくとも7割は取りたいところです。

豊橋技科大では時々、異常に難しい問題や変な出題範囲からの問題がありますが、誤差です。
そういった問題での得点が0であっても安定して7割くらいは取りたいところです。

英語

豊橋技科大の英語は簡単です。
何が簡単かと言うと、単語や長文の難易度があまりにも低いです。強いて言えばリスニングがありますがめちゃくちゃ簡単です。
唯一、単語・熟語の穴埋め問題が難しいですが、Duoと速単(もしくは速読英熟語)をやっていれば大丈夫です。

7割を狙っていきたいところです。

専門

豊橋技科大の専門は、機械工学課程を受験する場合は
・機械
・電気電子
・情報
の3つから事前に1つを選んでおき解答するシステムです。ここで強くおすすめするのは情報です。
情報の一問目は数学、二問目は簡単なプログラミング、三問目は簡単な論理回路の問題です。

完全に機械の学科から進学するなら機械もありですが、機械システムやメカトロニクスを専攻している場合は、情報を選ぶと非常に楽です。

10割を狙っていくと良いと思います。

勉強方法way to study

国語(5時間)

3日前から高校入試対策の参考書をやって、小説を3冊読みました。
大体の人は無勉強で9割取れると思います。私は5時間勉強して4割くらいでした

ふざけてんのか って感じのグラフですが、これだけしかやってないです…

数学(210時間)

勉強内容
10-5 「過去問徹底特訓」を使った演習(2周+ミスした問題をさらに2周)
6-7 過去問徹底特訓」を使った演習
「微分積分徹底研究」の苦手な部分を演習
豊橋技科大の過去問(3年分)

合計時間が210時間なのでかなり少ないです。


英語(250時間)

英語は初め、筑波大学を志望していたためにTOEICの勉強をしていました。
その後志望校を東工大に変更し、長文や単語についてはそれから勉強を始めました。

勉強内容
10 TOEICの勉強
11 「速読英単語必修編」を使った演習
12 「速読英単語必修編」を使った演習
1 「Forest」を使った理解・演習
TOEICの勉強
2 TOEICの勉強
3-5 「Duo3.0」を使った単語暗記
「Forest」「速読英単語上級編」「ポレポレ英文読解プロセス」を使った演習
6 「Duo3.0」を使った単語暗記
「速読英単語上級編」「ポレポレ英文読解プロセス」を使った演習 「ドラゴンイングリッシュ」を使った英作対策
豊橋技科大の過去問

豊橋技科大の対策は単語さえやっていれば十分な感じがします。
一応、リスニングがありますがこれはTOEICのリスニングで250点くらい取っていれば対策不要な難易度で、文法問題はDuoをやっていれば解けるものが多いです。
私は8割くらいを目指していましたが、もう少し取りたければ他の対策もしたほうがいいかもです

専門(6時間)


国語と同様、ほとんど勉強はしていません。学校の授業で使われた論理回路のプリントと過去問を元に勉強しました。
数学とアルゴリズムは過去問以外専用の勉強は一切しませんでしたが、過去問でもほとんど満点をとれました
情報を授業で扱っていて、豊橋を滑り止めにして旧帝大を受けている人は数学・アルゴリズムの対策は不要に思えます。

編入試験当日exceperience

試験前日

前日は15時頃に東横イン豊橋駅東口に付き、受験会場の場所を下見しました。
東横INNは全国同じレイアウトなのでおすすめです。
夕食は牛丼を食べました(編入の前日は毎回牛丼を食べています)
また、23時頃寝ました

試験

早めに起き、簡単な数学・英語・専門の見直しをした後試験開始30分前に会場に着きました
豊橋はどうせ合格するだろうと思っていたので、東工大・阪大の過去問を共有できる仲間を作るために受験会場で会った人と話していました。
結局過去問は会場で知り合った方から得られませんでしたが…


・国語
個人的に最難関科目でした。過去問どおり4割くらいかなって感じです

・英語
例年通りの難易度でしたが、一部わからない語句補完問題があったり、リスニングが(音質のため)聞き取れなかったりでした。
7割

・昼休み
英語の自己採点をしていた前の人に話しかけ、雑談していました。

・数学
今年の数学は難化しました。具体的には問3で多角形の分割問題(旧帝大レベル?)が出題され、併願校はいずれも幾何学的な問題を対策していなかったので全く解けませんでした。ほかは解けたので7割くらい?

・専門(情報)
今年も簡単でした。1番は少し難し目(でも簡単)な数学の問題、2番は見掛け倒しの複素フーリエ変換のプログラム、3番は簡単な論理回路の問題でした。
予想点は10割。
 
・試験後
試験後は東横インに戻って荷物を回収し、帰りました。東横インでは奈良高専生と会い、東工大の過去問を貰う約束をしました。
なお、メールアドレスを教えたのにメールは来なかったです。

試験を終えてafter exam

豊橋技術科学大学は合格していました。
試験の出来としても、合格だろうなあと思っていたので予想通りでした。
ただ、私の一つ前の人は推定330点で落ちていたので意外とギリギリだったのかもしれません(成績表がどうだったのかはわかりませんが)

後輩に伝えることがあるとすると、コンスタントに勉強し続けることです。
多くの方はリフレッシュやメリハリを提示すると思いますが、私が考えているのは毎日決めた時間は必ず勉強するという生活スタイルです。

私は編入の勉強において、生活スタイルを何回も変えたことにより概日リズム睡眠障害になったり、
睡眠時間が7時間必要だったのに12時間必要になる時期があったりと様々な体調不良を引き起こしました。

そこで提案するのは、編入の勉強は初期に生活スタイルを確立させ、そのリズムで行動することです。
もちろん休憩としてカラオケに行ったり旅行に行ったりはありだと思います。
しかし、それらは本当に必要なときにとどめたり、散歩のように毎日の生活に取り入れることが大切だと思います。

勉強方法については、私は過去問を多く取り入れるべきだと考えます。多くの受験生は過去問よりも参考書の利用や演習書の利用にウェイトを置き、過去問は数年分しか解きません。しかし、真に大切なのは過去問を解くことです。
編入試験で過去問の解答はないわけですが、先生に解答例を制作してもらったり、先輩からもらったり、同級生と相互採点したりと戦略は無数にあります。そのため、過去問を軸とした勉強を行うことは可能です。

ぜひ、過去問を軸とした勉強をがんばってください

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