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編入物理の対策

はじめにIntroduction


このページでは高専→大学編入学における物理の対策や参考書について説明します。特に私の受験した大学の内、物理のある
・東工大
・大阪大基礎工学部
・岡山大(機械システム系学科)
の3校を受験される方はぜひ読んでみてください!

出題範囲Exam area

私が考える限り、編入試験で主に出題される物理の範囲は以下のように分けることが出来ます。
・力学
    ├高校課程の力学
  ├大学課程の力学
・電磁気学
 ├電場・磁場の基礎計算
 ├マクスウェル方程式
・熱力学
 ├熱力学の基礎計算
 ├サイクル論
・波動学
 ├一般的な波動
 ├波動方程式
・その他
 ├光の特性
 ├原子物理

ですが上記の内、例えば原子物理が出題される大学は皆無と言ってよいほど少なく、逆にほとんどすべての大学で高校課程の力学は出題されます。
そのため、出題範囲を自分で確かめておくことが大切です。

ステップ1step1

編入試験のために物理を勉強するための第一ステップは高校物理を理解&演習することです。
高専では比較的物理の授業が多く、あえて教科書を読み直す必要はないと思いますが高校物理の演習は一通り解くべきだと思います。
そのため、定性的な物理の特性を学びつつ解説が詳しめな高校物理の参考書「物理のエッセンス」をおすすめします。
1周、問題を解きながら進めれば十分身につくレベルの参考書です

・物理のエッセンスⅠ

・物理のエッセンスⅡ

ステップ2step2

ステップ2では大学課程の物理を理解することです。力学についてはステップ3で説明する参考書がステップ2も満たすので後述しますが、熱力学には「ビジュアルアプローチ熱力学」、電磁気学には「やくに立つ電磁気学」(もしくは何かしらの電磁気学の教科書)がおすすめです。
熱力学は「マセマの熱力学」をおすすめする人が多いですが、個人的にはビジュアルアプローチのほうが見やすく理解もしやすいと思います。

・ビジュアルアプローチ熱力学

・マセマの熱力学 ・やくに立つ電磁気学

ステップ3step3

ステップ3では応用問題を解くために必要な知識を身に着けつつ演習することが要求されます。
ほとんどすべての大学はステップ3で合格点に到達し、ステップ3を何周するか、どのくらい納得するまでやるか で多様な志望校に対応できると思います。

ステップ3のために使うと良い参考書は3冊あり、「基礎物理学演習Ⅰ」と「演習力学」と「電磁気学演習」です。
基礎物理学演習Ⅰは力学と波動について載っていますが、正直力学は演習力学のほうが見やすいので波動だけやれば良いと思います。
あと、多くのサイトで「物理の黄色い本」と言われますが、これは「基礎物理学演習シリーズ」を指す場合と「演習力学&電磁気学演習」を指す場合があるので注意が必要です。
・基礎物理学演習Ⅰ

・演習力学
・電磁気学演習

ステップ4step4

ステップ4までやる必要がある大学が存在するかは怪しいですが、東大・京大・東工大ガチ勢はやっている印象です。
使う参考書は「基礎物理学演習Ⅱ」と「名門の森」
名門の森は高校物理の範囲ですがやたらと難しい問題があったりするようなので、ステップ4に相当すると思います。

私自身はステップ3までしかやっていないので詳しく紹介できませんが、一応リンクを貼っておきます。
・基礎物理学演習Ⅱ

・名門の森1 ・名門の森2

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