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編入英語の対策

はじめにIntroduction


このページでは高専→大学編入学における英語の対策や参考書について説明します。特に私の受験した大学の内、受験科目に英語のある
・東工大
・大阪大基礎工学部
・豊橋技術科学大学
の3校を受験される方はぜひ読んでみてください!

出題範囲Exam area

私が考える限り、編入試験で主に出題される英語は以下のように分けることが出来ます。
・単語、熟語
・文法
・長文読解
・和訳、英訳
・英作文
・リスニング
上記の内、英作文やリスニングは出題されない大学のほうが多いものの、出題される大学では専用の対策が必要です。
そのため、出題範囲を自分で確かめておくことが大切です。

ステップ1step1

編入試験のために英語を勉強するための第一ステップは基礎単語を覚えることです。
よく高専生は英語力が低いといいますがこれは事実で、単語を勉強する前では学部生の解く二次試験問題は全く読めません。
上位の大学では学部生と同等程度の英語力が要求されるため、まずは単語です。
ステップ1では、文章の読解を通して英単語を学べる「速読英単語 入門編」と、後述する優れた単語集Duo3.0の厳選版「Duo Select」がおすすめです。
ただ、速読英単語 入門編は中学レベルの単語を学ぶものなので多くの方は飛ばしても良いと思います。私は中学単語でも抜けているものがあると感じたのでやってましたが…
Duo SelectはDuo3.0をやったことのある方も、異なる文章で覚えられるのでおすすめです!(私もDuo3.0→Duo Selectの順でした)
・速読英単語 入門編

・Duo Select

ステップ2step2

ステップ2ではステップ1より応用的な単語を学習します。
この段階までくれば、後述するステップ3と並行で進めたほうが効率は良くなります。
応用的な単語を学習するときに使うのは「Duo 3.0」です。これは長文を通して単語を学べるものであり、効率がよくほとんどの受験生が使っているので習得するべきです。

・Duo 3.0

ステップ3step3

ステップ3では文法と基礎的な文章の形を学習します。基礎的な文章の形を覚えると、個人的には長文を読むより早く基礎的な文法知識が得られると思います。
おすすめするのは「Forest」「Forest 解いてトレーニング」による文法の理解と、「ドラゴンイングリッシュ 基本英文100」による頻繁に使われる形の文章の暗記です。
和文英訳/英文和訳がない大学を受験する場合には後者は省略しても良いと思います。

・Forest

・Forest 解いてトレーニング ・ドラゴンイングリッシュ 基本英文100

ステップ4step4

ステップ4は簡単な長文読解および英文解釈です。豊橋技科大レベルの場合はこのステップ4までやれば十分だと思います。
英文解釈とは、複雑な英文を読む時thatに入るのはどこだ とか itが指すのはどれだ とかの分野です。文法と長文の両方に属すると思っています。
英文解釈ができるようになると、一気に長文が読めるようになります。難易度は高いものの習得すれば圧倒的な力が得られる「ポレポレ英文読解プロセス」がおすすめです。
一方、長文読解としては簡単な長文が収録されている「速読英単語 必修編」および「速読英熟語」を使うと良いと思います。
後者は熟語がメインなので阪大基礎工のように前置詞補完の問題がある大学を受験する場合におすすめです。

・ポレポレ英文読解プロセス

・速読英単語 必修編 ・速読英熟語

ステップ5step5

ステップ5は難しい長文読解です。速度と理解度の両方が要求されますが、ステップ4と異なり圧倒的に高い難易度の勉強を行うので東工大などを受験する場合には必須です。私のおすすめの参考書は「速読英単語 上級編」および「リンダメタリカ」です。これらは東工大レベルの難易度の文章が書かれていて、非常に便利です。
速読英単語 上級編はレイアウトが見やすく、ポジティブな内容も扱っていますが、リンダメタリカは見にくいレイアウトでネガティブな理系の内容を扱っています。
多分好みが分かれるところだと思いますが、私は両方買って速読英単語 上級編を使ってました。難易度が高いので留学経験のある友人と勉強し、それでもわからないところは英語の先生に聞きに行ってました。

・速読英単語 上級編

・リンダメタリカ

ステップ6step6

ステップ5は自由英作文と過去問です。
自由英作文は「ハイパートレーニング 自由英作文編」と過去問、そしてドラゴンイングリッシュで対策できると思います。
過去問については、他の強化では答えがわかりやすいこともあり省略しているのですが英語に限っては教員でも答えがわからない場合や、訳例が欲しい場合があり、編入の過去問では対応しにくいところがあります。
そこで、多くの受験生は学部生向けの過去問を利用して英語を勉強します。私の場合は東工大のみ学部生向けの赤本を利用しましたが、阪大志望も割とその傾向が強いようです。

・ハイパートレーニング 自由英作文編

・東工大の英語15ヵ年 ・阪大の英語20ヵ年

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